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今日は、個展の話を進めるべく 例の写真家の爺さんが店に来てくれた・・・ というのも、何日か前に、 『個展の話ですが、もしよろしければ本気でやりたいんで、是非協力していただけませんか?』 って、こちらから事前にアポを取ってたから・・・ 爺さんは前回よりもさらに、 笑顔いっぱいで、陽のオーラを振り撒きながら入店してきた・・・ 改めて、 (ホントに、ついこの前まで癌で入院してた爺さんなの?) って感じ・・・爺さん耳にピアスまでつけてるよ(笑) 個展のテーマが決まったんだって 嬉しそうに話してくれた・・・ 『花の顔、自然の顔』 基本は、体壊してからは植物がメインになっているが、 たとえば氷柱の写真で『氷の花』みたいな題名も付けたい! だから、自然の顔ってのも付け加えたんだって熱く語ってくれた。 さらに、先週何枚か新作を撮ってきたんだ! 何枚か見てくれないかって、嬉しそうに見せてくれた(笑) 一応、僕も若かりしときに 写真と映像の専門学校に通ってたので、 前回、少し専門的な話もしていたせいもあるのだろう・・・ 『これはマクロレンズでいっぱいにズームして、露出はオーバー気味で・・・』 ありがたいね! 熱く語ってくれる姿に、こちらも元気をもらえるよ。 この人と組んでやっぱり正解だった・・・ 実は、写真好きで声を掛けてきてくれた人は、ほかにも何人かいた。 中には、印刷した写真を大量にくれた人もいる・・・ だから、ただ個展をしたいんだったら、すぐにでも出来る訳なのよ! 一方的にデータを渡されるから、 一通り目を通して、良さそうな写真をピックアップして 『この写真いいですね!題名は何にしますか?』 そんな、当り前の質問をしても、帰って来る答えは、 『適当でいいよ・・・好きに付けといて・・・』 なんだよそれ・・・普通は撮影してる時に、ほぼ決まってるはずなんだ! 構図に対して、何をメインにするのか?どこにピントを合わしたいのか? 視覚だけで見せる写真に対して 作品名は唯一の、写真の説明文! その、要を人に任すって・・・ その人は別に悪くはないんだけどね・・・ お店の取り組みに対して、共感してくれて写真まで提供してくれる。 ありがたい話だよ・・・ でも、お互い協力して力を合わせよう! っていう、そんなパートナーにはなれないよね・・・ その点、爺さんは違うよ! 一枚一枚すべての写真に対して、いくらでも撮影したときの想いを語ることができる人物! もうすでに、何人かの仲間には個展をするって伝えてるって言ってた(笑) とりあいず、個展のテーマも決めてくれたし 『期間とか案内状みたいなものは、僕が仮に作りますんで、出来たらまた連絡します!』 そう話したら。 爺さん、作ってくれるの?って嬉しそうに笑ってくれてたよ・・・ これなんだよね!本当に欲しかったものは! 情熱を表に出せる人物!居ないんだよホントに・・・ この個展を成功させることが出来た暁には、 同じような高い情熱を持った人物との新たな出会いが、 必ず訪れるだろうと、僕は確信している・・・
by eijimizugai
| 2008-10-08 02:01
| エッセイ
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